ここではテレビ受信不具合の良くある事例を記載してありますが、一般の方が故障箇所の判断ができてもそれが高所だったりでは大変危険を伴いますし、専用の測定器が無いと正確な判断ができない場合がありますのでご注意ください。
突然、家中のテレビが見えなくなった!?
テレビが映らなくなった!?
★急にテレビが見えなくなった!(映りが悪くなった) 故障箇所の診断と対策・修理
※テレビ本体の故障を除く
(テレビが複数台あり、すべてが映らない場合にはアンテナ関連の故障と推測できます。)
【ご留意事項】
■良くある事例を記載してありますが、測定器が無いと判断できない場合があります。
■弊社では当ページの内容に関してのご質問には回答致しておりませんので予めご了承願います。ご自身で解決される場合はすべて自己責任でお願い致します。
■高所作業も伴いますので、出来ればプロにお任せいただきたいと思います。
①アンテナ本体(地上波デジタル、BS/110度CS)の故障
アンテナに被雷したケースを除き地デジアンテナ自体の故障は長年の経験上少ないです。
被雷によるアンテナ損傷は何度か確認しています。
鳥がとまったりしてアンテナのエレメント(素子)が1~2本折れたくらいで急にテレビが見えなくなる事は考えにくいです。(輻射器を除く)※輻射器とはケーブルが繋がっている給電部エレメント(素子)です。
BS/CS等、衛星放送用パラボラアンテナではコンバーター(同軸ケーブルを繋ぐ部分)の故障がままあります。パラボラアンテナの故障と言ったらここしかありませんが・・・。
アンテナ直下で受信レベル(電界強度)を測定すれば一目瞭然です。信号が出力されなければアンテナ交換が必要です。
②アンテナの傾倒・脱落
台風などで大風が吹いた後にテレビが映らなくなった時はアンテナの状態を目視で確認します。
倒れてもアンテナが破損していなければ元通り立て直して方向調整すればOKです。
エレメント(素子)が折れていたりアンテナ自体またはポール(支柱)が変形していれば交換した方が良いでしょう。
③アンテナの向きがズレている
地上波の場合、ご近所のアンテナの向きと比較し、大きくズレていれば分かると思います。
BS/CSなど衛星放送の場合はかなりシビアですので少し方向が変わっただけでも映らなくなったりノイズが入ったりします。
いずれの場合も各テレビに付いているレベル表示を見ながら数値が最大になるところで方向を合わせればOKです。
④分配器やテレビコンセント&プラグ、ケーブルの接続部分の不良(断線・短絡)
窓の隙間を通す通称「スキマケーブル」「忍者ケーブル」の断線は良く目にしますが、余程老朽化したケーブルを除き同軸ケーブル自体の断線はまれです。
ケーブル接続部分の接触不良のケースが大変多いです。
これらを診断するにはテスターや電界強度計などの測定器があれば判断は容易です。
≪各プラグ点検≫
ご自分で付けられた場合の接触不良が多いようです。プラグ内部で同軸ケーブルの網線と心線が正常に接続されているかは見れば分かると思います。心線と網線が接触(短絡・ショート)していないか、またはいずれかが外れていないかも簡単に点検できます。
≪分配器点検≫
屋内用の分配器が軒先に付いている場合、錆などで接触不良を起こしている事が多々あります。これは屋内用の分配器を屋外に使用した場合によく見られます。特に風雨にさらされる場所に取付られているとすぐに錆びてしまいます。
≪ケーブル同士の接続部点検≫
中継コネクター(ジョイント部)で断線しているケースが良くあります。特に屋外で両方から引っ張られているような場合、同軸ケーブルの心線(銅線)が引っ込んでしまっていて断線状態になることがよくあります。
《悪いケーブル接続例》
ケーブル接続部で断線していたケース(アンテナ線の接触不良&断線) |
あまり見なくなりましたがこのような工事をされる業者さんはいらっしゃるようです。特に屋外の屋根上では向きにより雨水が入り易いです。
ブースターの電源ラインでは当然この断線によりブースターへの電源供給が絶たれブースターが機能しません。 |
修理方法として、F型接栓金具&中継接栓金具を使って接続し、最後に自己融着テープで防水処理します。
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ケーブル修理前には電圧ゼロでしたがこれで通電が確認できました。
電圧ゼロではなく、10V~13Vと低い電圧を示すことがあります。この場合、断線ではなく接触不良が疑われますのでブースター電源の出力電圧を確認の上、ブースターまでの接続部で腐食がないか目視の上テスターを当て点検していきます。 |
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受信不具合の一例
風が吹くとテレビが映ったり映らなかったりする!? |
ブースター周りのケーブル取り回しは業者であればケーブルを固定し接戦金具もきっちり締めますが、アンテナ取付けを素人の方がやられた場合、風の影響で長い間に接戦金具が緩んでしまうことがあります。
この金具が緩んでしまうと風が吹くたびにテレビが映ったり映らなかったりする原因になります。放っておくとやがて全く映らなくなります。これは自然に直るものではありません。この場合、高所作業になりますのでアンテナ点検はプロにお任せください。 |
防水が必要な箇所でこれが不完全だとそのジョイント部などで腐食により断線状態になっていることがあります。テスター類が無くても目視することでこれらの不具合箇所を判断・修理することは可能です。
先にも書きましたが、セパレートブースターの電源ラインでこれが起こるとブースターにDC電源が供給されないのでブースターが働きません。ブースター本体にパイロットランプが付いているタイプが一般的ですので点灯が確認できない場合には断線を疑います。ただし、ランプが点灯していても電圧が正常なのかはテスターが無いと判断できません。
目視で確認できるところは異常個所を修理すれば不具合を解消することができますが、これらをひとつひとつあたるのは大変な作業です。
≪プロはテスター類を駆使して迅速に異常個所を発見・修理します。≫
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⑤受信ブースター故障(本体や電源部)
アンテナからの適正な信号を入力しても出力されなければブースターの故障ですから交換をします。
セパレートタイプのブースターは電源部から出力されるDC電源電圧をチェックします。(通常DC15V)
ブースターの信号出力部に先の電圧が掛っているかチェックします。ここに電圧が掛かっていないときは、電源ラインのケーブルが断線またはショートしていないかを調べます。
家の掃除の時にブースターの電源プラグを抜いたままだったりするとブースターへDC15Vの電気が供給されません。
アパート・マンションなど集合住宅では共用電源のブレーカーが落ちていても同様にブースターへ電気が供給されずブースターが働きません。ブースターに電源が供給されなければテレビは映りません。(集合住宅では勝手にブレーカーに手を触れず管理者へ連絡されてください。)
雷の後に急にテレビが映らなくなったという場合、一度ブースターの電源プラグを抜いて入れ直すと映る場合があります。ブースター故障の場合は新規に交換すればOKです。
電波の強い地域では故障したブースターを外し、アンテナとテレビを直結することでテレビを見る事が出来るようになります。
強電界(電波が強い)地域の一戸建で、4分配程度でしたら必ずしも受信ブースターが必要で無いケースも多々あります。受信ブースターの要・不要はアンテナ直下の受信レベル(電界強度)を測定し、宅内の分配数からある程度判断できます。
下記はブースター故障が疑われましたが、ブースター無しでも受信できると判断してブースターを外しアンテナとテレビ間を直結にした例です。
AC電源タイプでかなり古いブースターでした。ブースターへの電圧供給は正常にされていましたが、テレビ電波が出力されずブースター交換が必要なケースです。アンテナ直下の電界強度(NHK基準)が70dBμV以上あったのと、分配数も少なかったためブースターは不要と判断しブースターをスルーして直結としました。末端のテレビ端子でのレベル測定では52dBμV(NHK)でした。これはテレビが問題なく映るレベルです。 |
弊社ではお客様に負担となる無理なブースター交換は行いません。 アンテナ直下で強電界(電波が強い)の場合、ブースターを付けてもアッテネータスイッチをON(電波を減衰させる)する機能で打ち消してしまう!?つまり、ブースターを付けて減衰させるという無駄と思われるケースが時々あります。強電界地域では必ずしもブースターが必要なわけではありません。 |
自分で直したい!(ご参考にどうぞ)
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