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落雷でテレビが見えなくなった!?
落雷によるテレビ受信不具合でも通常テレビが映らなくなった時と同様の点検を行います。
違いは?
前者では、不具合(故障)箇所は一箇所ではない場合が多いようです!
梅雨が明けて夏本番の7月某日。
避雷してテレビが見えなくなったので点検修理をお願いしたい旨のご依頼がありました。
屋根上のアンテナを目視するとアンテナの反射器の素子が1~2本欠けているのが確認できましたが、よく鳥害によって破損することもあるのでそれかな?くらいにしかその時には思いませんでした。通常反射器の素子が欠けてテレビが全く見えなくなることはありません。
それでも壁面テレビコンセントでの受信レベルはゼロ。
先ずはブースターと電源部を点検することにします。
このお客様宅の場合、屋外にブースターが見当たらず天井裏を覗くとブースターと電源部が確認できました。
電源部の本体カバーが飛んでいて基板が焦げて剥き出しになっていました。
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普通素手で開けようとしても簡単に開くものではないので、
落雷の渦電流によってコンデンサーが破裂したためカバーが吹き飛んだものと思いますが、その破壊力には驚かされました。アンテナ給電部の破損は何度か目撃していますが、初めて見る光景でしたので画像に収めました。
ここまでアンテナからは同軸ケーブル1本で来ているので、おおよそアンテナ直下の受信レベルを測定することが可能です。
しかし・・・受信レベルゼロ!?
次に屋根上にある同軸ケーブルの接続部を点検してみる。
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F型中継接栓を外してF型接栓内部を覗くと黒く炭化しているように見える。
F型中継接栓を新品に交換。同軸ケーブルの芯線も表面が煤けているのでペンチでこすって磨いてみる。
アンテナからの一番近い接続部なので因みにNHK(UHF47CH)の受信レベルを測ると27dBとあきらかに異常な数値でした。経験からこの辺りはアンテナ直下で60dBは有ってもおかしくない・・・。
次にアンテナを下ろしてみて納得しました。
雷の直撃を受けたと思われるような光景が!
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給電部のカバーが吹き飛んで見当たりません。これも内部のコンデンサーの破裂によるもの!?
早速UHF20素子の新品アンテナと交換しました。
アンテナ直下の先の受信レベルは68dBと正常に受信出来ました。
天井裏へUHFブースターと電源部を新たに設置し、アッテネーターON、利得調整をモニター出力を見ながら調整しました。
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2階に3部屋ある真ん中の部屋のテレビをつけてスキャンするも受信できない!?
壁面テレビコンセントにレベルチェッカーを当ててみてもレベルがゼロ???
ブースターの出力モニターでは正常なのに???
分配器?と思い天井裏のブースター付近を見渡すも見つからない。
これは送り配線なのか?
ブースターに近い他の部屋の壁面テレビコンセント(直列ユニット)を見てみると
案の定、中間用の直列ユニットでした。
IN側には正常に電波が来ていてもOUT側に信号が出ない。
早速これを新品に交換し、テレビのスキャンを完了し元通りテレビが映るようになりました。
今回の不具合箇所
ブースター電源部破損/アンテナ破損/F型中継接栓金具道通不良/中間用直列ユニット不良
いずれも落雷によるものと判断されます。
点検・修理代金は税込みでおよそ6万円というところでした。
こちらのお客様へは先日、保険会社指定の「損害証明書(落雷用)」を作成し送付させていただきました。
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