製造中止された東芝分岐ブレーカーの互換性について|日東工業サーキットブレーカーとの比較


はじめに・・・

この記事は一般の方向けではなく弊社備忘録として、また関連の業者様に役立たせていただくための記事になりますことをご了承ください。

 

 

専用電源工事の現調に伺った時の事です。

東芝ライテック株式会社製(以下東芝)の分電盤にブレーカーの空きはありませんでしたが、追加するスペースは有りましたので仕入先に問い合わせると、東芝のコンパクトブレーカー(分岐ブレーカー)の2P2Eが製造中止になっているので取れないとの返事が返ってきました。

 

東芝の住宅用分電盤および開閉器は2019.09 に事業終息になったようで、一部を除き通常ルートでの仕入れが出来なくなっています。

東芝住宅用分電盤・開閉器事業終息のお知らせ

 

ネットで検索してみると、日東工業製のコンパクトブレーカーが東芝のそれと酷似しているとの情報を得ることが出来ました。早速問屋より日東工業製を取り寄せましたが、メーカーより互換性があるということは引き出せなかったようで、似ているが保証できないため自己責任でお願いしますとの返答だったようです。

 

幸いにもネット通販サイトでは、まだ東芝製のブレーカーを販売しているようだったので、東芝製も購入してみて両者(両社)を比較してみました。

 

画像はクリックすると拡大表示されます。

△PSE認証がどちらもNiTOの表示がありますので一方がOEMと思われます。

 

 

▽両者(両社)の取説を掲載しておきます。2枚の画像はそれぞれ左が日東工業、右が東芝ライテックです。


最後に・・・

先にも書きましたように、日東工業としては東芝と互換性があると明言しておりませんので、現場に置かれましてはあくまでも自己責任にてご使用いただきますようお願いいたします。