テレビ受信不具合点検・修理例 電波の品質・C/N、MER改善!?|アンテナ修理栃木


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テレビの映りが悪い・・・

レベルはそこそこあるはずなのに映らないチャンネルがある!?

テレビの受信レベル表示だけでは判らないC/NやMERを改善するには?

実際現場で遭遇した例からレポートしてみたいと思います。

MERって25以上が受信良好の目安とありますが

アンテナを調整する?どうすればMER(※後述)を改善できる?

MER改善の具体例をあげてみますので参考になれば幸いです。

しかし点検箇所が高所だったり、測定器が無いと判断が難しいためアンテナ調整・修理はプロに任せましょう!

 

例1)

BS受信でブロックノイズが発生!

今回受信レベルが低いわけではなく、ある特定のチャンネルのみに見られる症状でした。

レベルチェッカーのC/N(※後述)の数字が上がったり下がったりで安定しない???

ブースターのパイロットランプ(通電確認ランプ)は点灯しているので断線は無い!

 

ブースター故障?

新品と交換してみる。

しかし、C/Nの異常な変動は相変わらずなので元のブースターに戻しました。

ブースターへの供給電源の電圧を測ってみる。

DC13.8Vしか無い!? ・・・ブースター交換前にこれをやるべき(教訓)

 

DC15Vは無いといけないので、ブースターまでのケーブル接続部不良が考えられます。

しかし接続部が見当たりません!? 屋根裏なのか?

屋根上くまなく探したら・・・

なんと屋根上ひさし部の雨といの中で接続部を発見!!!

 

皆さんもご存じの通り、雨といは雨水が流れる所。

落ち葉やゴミなどで流れが悪くなれば、水に浸かっている時間も長くなります。

接続部はF形接栓と中継接栓で出来ており、防水テープで巻くのが普通ですが水に浸かる場所にあるなんて驚きました。普通のビニールテーブで巻いてあったのでなおさらのことです。

 

ここを修理して、先ほどのブースター供給直前の電圧を測って15Vあることを確認!

ブロックノイズは解消され、正常に見られるようになりました。

このケースではケーブルの接続不良が原因で電圧降下を起こし、ブースターが正常に働かなかったことがブロックノイズ発生の原因でした。

 


 

例2)

地デジで特定のチャンネルが映らない!?

最初に書いてしまいますが、アンテナの設置場所が悪かったという例です。

 

地デジの全チャンネルの受信レベルを測ると問題ないレベルでした。

しかし、特定のチャンネルのMERが17しか無い!

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クリックで大きな画像を表示します。

 

<参考>

受信良好の目安DXアンテナレベルチェッカー取説より抜粋)

 

引っ越されてからずっと特定チャンネルの映りが悪かったというケース。

おそらく以前お住まいの方は、多少の映りの悪いことを我慢されていたものと思われます。

 

始めから原因が分かれば苦労は無かったのですが・・・。

いろいろやってみました!

築年数が経ったお宅でしたので、配線が複雑!?

不要な分配器を外したりして、全チャンネルのレベル改善を図りました。

 

しかし全チャンネルとも平均的で問題ないレベル。

お客様から普段映りが悪いチャンネルを聞き、もう一度チャンネルごとにレベルを測定。

 

その映りが悪いというチャンネルでMERが17しかないことに気付きました!

例1の事も考え、ブースター電源からブースターまでのケーブルの接続状況を点検しました。

しかし、今回はブースターまでのケーブルに異常なし。電圧は正常でした。

 

ブースターの故障を疑って交換してみてもMERは17のままで変化なし!?

アンテナ故障?

 

アンテナ直下(ブースター入力直前)で受信レベルを測定。MERも同時にチェックしながら。

アンテナ直下でも特定チャンルのMERが同じく17でした。

しかし、特定チャンネルだけ受信出来ないというアンテナ故障は考えにくい。

電波の干渉!?

 

アナログ時代によく悩まされた電波障害のひとつで直接波と反射波で干渉し、画像が二重に見えたりするものなので懐かしく(?)思われる方がいらっしゃるかと・・・。

 

これにはいくつか改善方法がありました。

  1. 電波障害対策用アンテナへの交換
  2. より指向性のあるアンテナへの交換
  3. アンテナ設置場所の見直し

先ずは電波の干渉を疑い、既存のアンテナを外し、移動してみました。

短めのポールにアンテナを仮固定したものを屋根上で、受信レベルとMERを確認しながら移動してみました。

 

すると、先ほどのMERが悪かったチャンネルで正常値の25をオーバーする場所がありました!

その付近にアンテナを設置固定し、映りの悪かったチャンネルはじめ全チャンネルが正常に受信できることを確認しました。

このケースではアンテナの設置場所が悪く、特定のチャンネルに受信障害を起こしていて、アンテナを移動したら映りが良くなりました。


 

経験上、MERの数値低下の主な原因は中継局と地デジアンテナの間にある障害物が大いに関係するようです。

それがビル等の建物だったり山や樹木など。

MERを改善したい場合、それら障害物を移動したり撤去する訳には行きませんので、現在の地デジアンテナの高さや設置位置を変える必要があります。

また電界強度が高い地域ではないのに、デザインアンテナ(壁面アンテナ、フラットアンテナ、平面アンテナなど呼び方は違っても同じものです)を設置したケースでは、地上高が取れないためと中継局方向に受信障害となる建物がある場合、受信レベルも低くエラーが生じる事があります。この場合、一般的に八木アンテナと呼ばれるアンテナに付替えることにより受信不具合の多くが改善します。

 


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例3)

地デジで特定のチャンネルが映らない!?《その2》

波の干渉?とも思われましたが、こちらのケースではアンテナ自体の故障になります。

レベルチェッカーでは一つのチャンネルだけにエラーが出ましたので、電波の干渉が疑われましたが、高台でロケーションが良く、周りに障害となりそうな木々や高い建物がありません。ブースター故障も考えられるので、とりあえずアンテナ直下のレベルを測ろうと梯子をかけ、屋根上のアンテナを見上げると・・・アンテナの様子がおかしい!?

 

アンテナ給電部(同軸ケーブルが繋がっている部分)の蓋が開いていました!

 

どのようにして開いたのか?最初から開いていたのか?は判りませんが、アンテナを交換して正常に映るようになりました。

 


 

例4)

ブースター故障

それまで正常にテレビが映っていたのに最近映りが悪くなった・・・。突然映らなくなった・・・。

例1)のように、ケーブルの接触不良により正常にブースターへ電源供給ができないというケースでは接触不良箇所を修理すれば問題は解決されますが、ブースターへの給電が正常でエラーが出る場合はブースターの故障が考えられます。

画像はブースター交換により改善された例です。

 

MER:Modulation Error Ratio(モジュレーション エラー レシオ)の略。

受信したテレビ信号が, デジタル変調(振幅・位相)において,
放送局から送信された振幅・位相と, 実際の振幅・位相との差
を数値化したもの。
25dB以上が, 受信良好の目安となります。


C/N:Carrier to Noise ratio(キャリア トゥ ノイズ レシオ)のこと。

搬送波信号と雑音の比のことで、数値が大きいほど良好な状態を表します。

マスプロ電工より引用転載)

 

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